甲子園の季節に読んで欲しい「高校野球の本」で打線を組んでみた!

甲子園が行われない夏ー
アメトーーーク!の人気企画「高校野球大好き芸人」も放送されない夏(去年も放送自粛でしたが…)。
こんな年の甲子園は「読む」しかない! そんな訳で「野球書店」の店主が過去に読んだ甲子園関連作品の中から、読むと甲子園を見た気になれる選りすぐりの9作で打線を組んでみました(比較的最近の作品から選んでいます)!

1番セカンド「まかちょーけ」

甲子園で煌びやかに輝いた、あの選手達はその後どんな人生を歩んだのか?
沖縄に移住し、彼らを高校時代から取材している作家の松永多佳倫氏が当時の主力選手達を追った一冊。ちなみに沖縄の方言で「まかせておけ」という意味なんだそうです。

2番キャッチャー「野球の国から」

日刊スポーツの人気連載の書籍化。以下の顔ぶれの高校野球時代や甲子園秘話が満載です。
長嶋茂雄/板東英二/愛甲猛/佐々木信也/畠山準/荒木大輔/香川伸行/太田幸司/掛布雅之/斎藤佑樹/谷繁元信/西本聖/中西太/星野仙一/広瀬叔功/西田真二/黒田博樹/王貞治(掲載順)

3番ライト「下克上球児」

映画化はもちろん、ドラマ化、漫画化しても大ヒット間違いなし(?)の面白さ!
10年連続地方大会初戦敗退の弱小野球部。おまけに2時間に1本しか電車の来ない過疎地にある偏差値の低い底辺校。そんな地元で鼻つまみ者扱いだった高校の野球部がやがて過疎化地域の誇りに変わるまでを描いた、嘘のような、本当の話。

4番サード「勝ち過ぎた監督」

スポーツノンフィクションの傑作。甲子園連覇で得たもの、失ったものー。
甲子園を制することはこんなにも苦しいことなのか。北海道勢初の甲子園制覇、田中将大らの輩出、前人未到の三連覇へ王手……。短期間に数多の偉業を成し遂げた高校野球監督。栄光と挫折の舞台裏を、長期に亘る丹念な取材で解き明かす。

5番ピッチャー「荒木大輔のいた1980年の甲子園」

1980年、その第62回大会で背番号「11」をつけた早稲田実業の1年生投手、荒木大輔が旋風を巻き起こす。準決勝までの5試合を無失点に抑える快投を見せ、惜しくも優勝は逃したものの、全国の野球ファンを魅了した。高校野球の歴史のなかでも、もっとも熱く、もっとも特異な荒木大輔フィーバーの真実に迫る。

6番ファースト「金足農業、燃ゆ」

田舎の公立高校が甲子園で起こした一大旋風。
それは「爽やかで純朴な選手たち」が作り出した感動の物語ー
そんな印象を受けた高校野球ファンも多かったと思います。
しかし、本書『金足農業、燃ゆ』の中で描かれている”本当の彼ら”は、時に指導者にもケンカを売る、一筋縄ではいかない、熱く、泥臭い、クソガキたちでした。

7番ショート「一徹」

総勢50名以上の関係者が高嶋仁の知られざる真実を語る。
誰よりも高嶋を追い、本人からの信頼も厚い著者・谷上史朗が綴る渾身のノンフィクション作品。

8番センター「負けてみろ」

指揮をとる斎藤智也、部長の横山。このふたりに代表されるように、聖光学院を取り巻く人々の高校野球ひいては選手個人への思いには、どこにもないオリジナリティと、心を打つ物語が詰まっている。元監督から現役の選手まで、圧倒的な取材量でまとめあげた一冊。

9番レフト「ハンパねぇ!高校野球!」

お笑い芸人、トータルテンボス藤田氏の溢れ出る高校野球愛はアメトーーーク!の人気企画「高校野球大好き芸人」でご存知の方も多いかと思います。
もうこれは「活字で読む高校野球大好き芸人」そのものです。
テレビで語られていたエピソードのさらにその先のエピソードまで語られており、
「なんでそんなことまで知ってんねん!」
「どんだけ高校野球好きやねん!」
と最近ユーチューバーに転身されたあの方に代わって、心の中で何度もツッコんでしまいました。


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