
元永知宏
東京ニュース通信社
1650円
この本の表紙とタイトルを見たとき、正直に言えば「今さら松山商業」「時代錯誤な内容」と思った。だが、Amzonで内容を見てみると考えが変わった。本書の主人公は、今も語り継がれる「伝説のバックホーム」で松山商業を日本一に導いた澤田勝彦元監督。現役時代は松山商業では西本聖、駒澤大学では石毛宏典といった後にプロの世界で輝く選手達の「補欠」として過ごした。そんな裏方人生を歩んできた澤田の物語らしい。
著者の元永氏は、自身も立教大学野球部時代は補欠だったらしく、これまでも『補欠の力』『補欠のチカラ』『レギュラーになれない君へ』など、補欠にスポットをあて、裏方の選手達に寄り添ってきた書き手。そんな元永氏が、今回は澤田元監督をどんなふうに描いているのだろうかと、興味をそそられる。
【目次】
第1章 ”奇跡のバックホーム”はなぜ生まれたのか?
第2章 レギュラーになれなかった7年間
第3章 名門復活までの日々
第4章 敗戦を越えてたどりついた日本一
第5章 全国優勝7回、松山商業の野球
第6章 日本一のボール拾いになれ!
第7章 特別対談 日本一になれる監督の条件 馬淵史郎×澤田勝彦
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