【発売情報】「荒木大輔のいた1980年の甲子園」(2018/7/5)
・元永知宏
・集英社
・1540円
第100回大会を迎える夏の甲子園。
1980年、その第62回大会で背番号「11」をつけた早稲田実業の1年生投手、荒木大輔が旋風を巻き起こす。準決勝までの5試合を無失点に抑える快投を見せ、惜しくも優勝は逃したものの、全国の野球ファンを魅了した。
あの夏、世の中は荒木大輔を中心にまわっていた。
日本中で「大輔ギャル」が悲鳴をあげ、その熱狂は高校野球を超えた社会現象となった。
早実のエースとなった荒木は、春のセンバツを含めて5大会連続での甲子園出場を果たす。
なぜ、荒木の早実は東京で負けなかったのか。
なぜ、全国の頂点に立つことはできなかったのか。
あまりに有名でありながら、その内実は知られていない2年半の出来事を、荒木大輔本人と関係者たちに取材。
荒木と公立中学で同級生だった宮下昌己(元中日)、早実のチームメイトだった佐藤孝治と石井丈裕(元西武)、東東京でしのぎを削った二松學舎大附の市原勝人をはじめ、甲子園で戦った愛甲猛(元ロッテ)、金村義明(元近鉄)、川相昌弘(元巨人)、三浦将明(元中日)、畠山準(元南海)、さらにプロで荒木を迎えた早実の大先輩・大矢明彦などの貴重な証言により、当時の状況が明かされていく。
高校野球の歴史のなかでも、もっとも熱く、もっとも特異な荒木大輔フィーバーの真実に迫る圧巻のスポーツ・ノンフィクション。
【目次】
第1章 世界一の少年 リトルリーグ世界大会優勝
第2章 降臨 背番号11の1年生エース
第3章 惜敗 力を出し切れなかった優勝候補
第4章 圧倒 東京では負けなかった早実
第5章 破壊 すべてを失った最後の夏
第6章 憧れ 荒木大輔になれなかった男
第7章 決断 ドラフト1位でスワローズへ
第8章 復活 右ひじ手術からの日本一
第9章 その後 甲子園のアイドルのいま
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2020年 8月 07日トラックバック:「読む甲子園」の本で打線を組んでみた! | 野球書店
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