2019年2月に読んだ野球本の中から特に面白かった1冊を紹介します!

稚心を去る

(著者:栗山英樹/出版社:ワニブックス/価格:1458円)


【店主の感想】

「稚心を去る」と大仰なタイトルが付いているが内容は「栗山英樹の日本ハムのこと、全部話そう!」な内容。

この本には興味深い点が3つあった。
1つは現役監督がシーズン前に自チームの選手について語っていること。特に中田翔については第2章で「四番の責任」と題して42ページにも渡って言及している。それだけ栗山監督の中で中田にかける期待、存在が大きいのだろう。
反面、栗山監督の中で現在はどんな位置付け、評価なのか気になる斎藤佑樹については何も言及されていない。それが彼の置かれた厳しい状況を物語っているようでもあった。

2つ目は他球団のある選手を賞賛していること。その選手とは西武の源田壮亮。詳しくは以前に書いたのでこちら(「トレンドを決定付けたのは、源田壮亮だ」)をご覧いただきたい。

3つ目が栗山監督がドラフト指名全選手への期待と評価を語っていること。上位指名選手のプレー映像を事前に確認している監督は多いかもしれないが、下位指名選手の特徴と期待まで口にできる監督はなかなかいないように思う。これは新人選手たちやその親御さんも嬉しいことだろう。これぞ栗山流人心掌握術。

以下、簡単にご紹介。

■1位 吉田輝星
いまが「旬」。あまり大事にせずどんどん使っていくほうがいいタイプ。デビューも早い気がしている。イメージは楽天の則本。
■2位 野村佑希
貴重な右のスラッガー。近い将来必ずクリーンナップを打っているはず。
■3位 生田目翼
1位でもおかしくなかった。1年目から戦力として考えている。
■4位 万波中正
0点か500点の選手。プロ野球の歴史を変えるかもしれない。
■5位 柿木蓮
高校生ではなく社会人のイメージで指名した。デビューは一番早いかもしれない。
■6位 田宮裕涼
もしかしたら打てるキャッチーになるかも。
■7位 福田俊
宮西を彷彿。ドラフト下位は彼のような選手を獲るためにある。狙い通りの指名。
■育成指名 海老原一佳
育成の考え方は様々だが、うちは彼を使うために獲った。

中日ファンの私でも楽しめた一冊。
プロ野球ファンにオススメです。

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