「2024年版 プロ野球 問題だらけの12球団」(2024/2/27)

「2024年版 プロ野球 問題だらけの12球団」表紙

小関順二
草思社
1870円

毎年シーズン開幕前に発売される、もはや球春の訪れを告げる風物詩的な一冊。著者の小関順二氏はドラフトの楽しさ、アマチュア野球を見る面白さを広く野球ファンに啓蒙した方。当然、各球団のドラフト戦略、チーム編成を見る目は厳しくなる。本屋でパラパラとめくってみると、中日への評価が「『二遊間集めドラフト』をやっている余裕はないはずだ」と相変わらず厳しい・・・(だが反論できない)。
12球団をフラットに見渡して論評できる人は実はあまり多くない。プロ野球解説者も12球団全部まではフォローしてない人の方が多い。番記者は自分の担当球団をどうしても贔屓目で見てしまう。そういう意味でも、小関さんの12球団をフラットに見た論評は貴重だ。来年こそは中日を褒めて欲しい。

【内容紹介】
阪神:「アメとムチ」を巧みに使い分ける岡田監督の手腕
広島:野手のドラフト1位が過去5年間でゼロは問題だ
DeNA:新戦力の「育成+抜擢」のサイクルを生み出せるか
巨人:チームの命運を左右する門脇誠のショート定着
ヤクルト:なぜ期待の高校卒ドラフト1位投手が伸び悩むのか
中日:「二遊間集めドラフト」をやっている余裕はないはずだ
オリックス:山本由伸が抜けても山下舜平大がいる
ロッテ:今年こそ佐々木朗希の「出力全開」が見たい
ソフトバンク:新監督は「抜擢しない伝統」を打破することができるか
楽天:球団のビジョンが見えず、このままでは暗黒時代に
西武:空前絶後の投手力を擁して覇権をめざす
日本ハム:新球場移転が可能にした逆襲の大補強

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