
中溝康隆
新潮社
880円(Kindle版:880円)
「プロ野球死亡遊戯」でもおなじみの中溝さんの新刊。確かに、有名選手の全盛期の活躍は今も印象に残っていますが、晩年の姿はあんまり思い出すことができませんね。本書で紹介されている選手の中では田淵幸一、秋山幸二、渡辺久信、水野雄仁(なぜか西武が多い)らの現役最終盤の姿、成績、引退に至る経緯などを思い出すことができません。この本もなかなか面白そうです。
【内容紹介】
去り際に、ドラマが宿る――。
レジェンド24人の最晩年をプレイバック!
完全燃焼した者、最後まで己の美学を貫いた者、ケガに泣かされ続けた者、海外に活路を見出した者……どんな名選手にもやがて終わりの時が訪れる。
長嶋、王、田淵、江川、掛布、バース、原、落合、秋山、古田、桑田、清原など、球界を華やかに彩った24人の「最後の1年」をプレイバック。全盛期の活躍に比べて、意外と知られていない最晩年の雄姿に迫る。有終の美を飾るか、それとも静かに去り行くか――。その去り際に、熱いドラマが宿る!
【目次より】
1.ラストイヤーも30本塁打――王貞治
2.オレ流のまま淡々と――落合博満
3.未完のジュニア、9年間の狂騒――長嶋一茂
4.平成初のプレイング・マネージャー――古田敦也
5.流浪の金太郎――水野雄仁
6.夢の続き――原辰徳
7.西武黄金期を支えた男の完全燃焼――石毛宏典
8.絶好調男、奇跡の花道――中畑清
9.ミスター・タイガースの意地と美学――掛布雅之
10.昭和の怪物の電撃引退――江川卓
11.4番打者のままで――田淵幸一
12.41歳のとんぼ――清原和博
13.海を渡った求道者――桑田真澄
14.エースの美学――村田兆治
15.20年目の2000安打――駒田徳広
16.トレード拒否して即引退――定岡正二
17.反骨の男の里帰り――西本聖
18.有終の美を飾ったミスター赤ヘル――山本浩二
19.西武黄金時代のエースは台湾で――渡辺久信
20.“神様”の悲しい結末――ランディ・バース
21.最も愛された助っ人――ウォーレン・クロマティ
22.「メジャーに一番近い男」の卒業――秋山幸二
23.不惑の大砲のラストダンス――門田博光
24.さようならミスタープロ野球――長嶋茂雄
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