喜瀬雅則
光文社
1210円
紆余曲折あったオリックスの25年を振り返る!
優勝した今シーズンだけを振り返るのであればオリックスファン以外はあんまり興味を示さないと思いますが、仰木監督の就任、イチローの覚醒、阪神淡路大震災、球団合併、長期低迷など、紆余曲折あったオリックスを振り返った上で、今シーズン中島監督のもとでなぜ2年連続最下位のチームが優勝をできたかに迫っています。これはオリックスファンならずともプロ野球ファンであれば面白く読める一冊だと思います。
【買いたい指数】★★★★★(買いました!)
【内容紹介】
◎最下位からの優勝は必然だった
◎スカウト、育成、体調管理、選手起用
――組織変革のキーマンたちへの徹底取材で解き明かす
◎「がんばろうKOBE」から25年。近鉄バファロース優勝から20年。オリックス・バファローズ誕生から17年。
下馬評を大きく覆し、2年連続最下位からのペナント制覇は、いかに成し遂げられたのか? 逆に、なぜかくも長き暗黒時代が続いたのか? 黄金期も低迷期も見てきた元番記者が豊富な取材で綴る。
1994年の仰木彬監督就任まで遡り、イチロー、がんばろうKOBE、96年日本一、契約金0円選手、球界再編騒動、球団合併、仰木監督の死、暗黒期、2014年の2厘差の2位、スカウト革命、キャンプ地移転、育成強化、そして21年の優勝までを圧倒的な筆致で描く。
主な取材対象者は、梨田昌孝、岡田彰布、藤井康雄、森脇浩司、山崎武司、北川博敏、後藤光尊、近藤一樹、坂口智隆、伏見寅威、瀬戸山隆三、加藤康幸、牧田勝吾、水谷哲也(横浜隼人高監督)、望月俊治(駿河総合高監督)、根鈴雄次など。
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