「虎とバット 阪神タイガースの社会人類学」

・ウィリアム・W・ケリー (著), 高崎 拓哉 (翻訳)
・ダイヤモンド社
・1944円

内容紹介

「阪神タイガース」という、さして強くもないのに関西で圧倒的な人気を誇る球団について、アメリカの名門、イェール大学の教授がフィールドワークを重ねて記した書。
なぜ阪神タイガースは多くのファンに愛され続けているのか?
その理由を、社会人類学的、民俗学的見地から分析する。

1-2章では、タイガースの魅力や球団史について紹介。
MLBとNPBの制度の違いなどを比較しながら、日本プロ野球の1シーズンについて解説する。

3-7章では、タイガースの世界観を考察。
過去に在籍した選手や監督に焦点を当て、球団の歴史に残る事件を取り上げる。
また、フロントの役割やファンクラブの歴史、タイガースを取り巻くマスコミについても説明する。

8-10章では、戦前から現在に至るまでの日本野球とタイガースの歴史を追う。
大阪とタイガースの歴史の切っても切れない関係について言及している。

非常によく取材されており、日本のプロ野球に対する偏見や誤解は一切ない。コアな阪神ファンが読んでも納得できる内容です。

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