島田直也(常総学院野球部監督)
竹書房
1700円
【読みたい度:★★★☆☆】
ここ数年、知り合いの高校野球ライターたちが「ちょっと常総は心配」「あれで勝てるならいいけど」という、島田監督の力量に疑問を呈する声をいくつか聞いていました。実際成績も伴っていなかったので、この人は高校野球の監督としてはダメなんだろうなと思っていました。それがここにてきての復活気配。この夏、どんな戦いを見せてくれるのかちょっと注目しています。
【内容紹介】
木内イズムの継承とさらなる進化へ。
機動力で相手を撹乱し、堅守で守り勝つ。
臨機応変、自由自在に、相手や状況に応じて攻め方を変えていく。
この「木内野球」を実践・進化させるためには、「準備と状況判断」が必要不可欠。
選手たちに「自分で考えて動く」ことを求める、教えすぎない指導論。
【目次】
■序章 監督就任早々の天国と地獄
木内幸男監督への関東大会準優勝報告が最後の会話に/2022年夏の大会でよもやの初戦敗退ほか
■第1章 名将・木内幸男監督の教え
決勝で高校野球史上最強とも言われるPL学園と対戦/木内マジックはマジックではない ほか
■第2章 プロ野球選手として日本一に
小谷正勝さんから学んだコーチングの神髄~選手の長所を見つけ、伸ばす~ ほか
■第3章 元プロ指導者として~備えて勝つ~
監督に就任し、意識改革から着手/一方通行ではなく双方向の指導を目指す ほか
■第4章 甲子園に行くための練習と戦術
これからの高校野球に大エースはいらない/足の遅い選手にも盗塁させる~常総の機動力野球~ ほか
■終章 木内イズムの継承と新たな常総野球の模索
“勝負師”として生きた木内監督の魂を受け継いでいく/元プロとして~高校野球の監督は難しい~ほか
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