「証言 イチロー 「孤高の天才」の素顔と生き様」

・別冊宝島編集部
・宝島社
・1620円

内容紹介

NPB史上初のシーズン200安打、7年連続首位打者。MLBでは首位打者2度、10年連続シーズン200安打。
そして日米通算4367安打(日本1278本、米国3089本)……。
日米で数々の金字塔を打ち立ててきた稀代のヒットメーカーが、28年間の現役生活についにピリオドを打った。

我々はイチローの言葉に接する機会が、ほとんどなかった。活字媒体によるインタビューは稀で、テレビでの特別番組を除けば、ニュースなどで部分的に報じられるだけだった。そのため引退会見は多くの反響を呼んだ。

我々はこれほど長い間、イチローのことを見てきたが、実はイチローのことをなにも知らないのではないか。
不世出のアスリートがなにを考え、なにに迷い、どんな哲学を持ち、どんな素顔の持ち主なのか。
そして、なぜこれほど長い間、誰もが驚嘆するような活躍をすることができたのか──。

今回、本書ではイチローの現役時代にチームメートとして、指導者として、記者として、裏方として交流があった人々に話を聞き、心に残るイチローとのエピソードを話してもらった。
オリックス時代、2連覇の栄光に輝いたWBC、そしてMLB時代。28人の証言から見えてくるのは、決してブレない、一本スジの通った、ユーモアと気遣いを忘れない男の姿だった。

【コンテンツ】
第1章 イチローとICHIROを知る男
田口壮(オリックス同期入団)
木田優夫(オリックス、マリナーズでともにプレー)
黒木知宏(同い年の好敵手『魂のエース』)
坪井智哉(『イチロー2世』と呼ばれた親友)

メジャーリーガーが語った
「稀代のヒットメーカー」への本当の評価
斎藤庸裕(日刊スポーツ・アメリカ通信員)

第2章 イチロー前夜と青波の時代
福良淳一(不動の1、2番コンビ)
藤井康雄(“ブルーサンダー打線”の先輩)
パンチ佐藤(「PUNCH」と「ICHIRO)
大島公一(“猫の目打線”不動の2番)
高橋 智(オリックスの「デカ」先輩)

第3章 WBCの栄冠と苦悩
内川聖一(第2回WBCの盟友)
松中信彦(第1回WBCの4番として世界一に貢献)
西岡 剛(第1回WBC、不動の2番打者)
岩村明憲(WBC連覇のチームメート)
渡辺俊介(WBC連覇を支えた「サブマリン」)

第4章 レジェンドOBたちの「イチ論」
山田久志(オリックス時代、第2回WBCコーチ)
福本 豊(走攻守揃った、“一番・外野手”の先駆者)
立浪和義(大ファンだった中日の“ミスタードラゴンズ”)
村田兆治(イチローを叱った「サンデー兆治」)

第5章 原点――鈴木一朗の素顔
鈴木宣之(チチロー)
中村 豪(元「愛工大名電」野球部監督)
上田佳範(同期で甲子園のライバル)
名和民夫(イチロー担当バット職人)
河野圭太(イチロー出演『古畑任三郎』演出家)
大森一樹(映画『走れ! イチロー』監督)

第6章 記者たちが明かす秘話
四竈 衛(日刊スポーツMLB担当記者)
甘利陽一(スポーツニッポン編集局スポーツ部野球担当部長)
小西慶三(「引退」第一報を打った共同通信記者)

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