「継続する心」

・山本昌
・青志社
・972円

内容紹介

ロングセラー「継続する心」待望の新書版発売! 器用でもない僕が、プロ野球で50際歳まで投げ続けてこられた理由。小さな変化を大事にする。それがいつか大きな変化になる。力を生む38のメンタル習慣

もし、僕に才能と呼べるものがあるとすれば、「凡人」としての自覚を持てたことだろうか。

大きな目標を掲げ、自分を厳しく律し、継続できる人を「天才」を呼ぶ。凡人には天才の真似はできない。
継続できるだけの小さな目標を持ち、毎日コツコツとやっていくことで、凡人は少しずつ、しかし着実に進歩していくのだ。

新書版のためのまえがき

50歳で現役を引退して3年が経った。
幸いにも野球解説や評論活動、学生野球の指導資格を取得して母校の日大藤沢高校野球部の特別臨時コーチを務めたり、野球に関わる仕事に日々を過ごさせていただいている。
現役時代に気がつかなかったことや新たな課題などを発見して、とても充実した日々を送っている。
野球に関われることの喜びはとても大きく、野球の神様に本当に感謝している。
本書は、僕の現役生活の終わりに近い2013年、47歳のときに書いた書籍で、ありのままの中日ドラゴンズ投手山本昌の野球と人生における考え方をまとめたものであった。
野球選手に限らず、すべての人において〝継続する〟ことはどんなに素晴らしいか、またそれによってどんな力と結果が生まれてくるかを、僕の経験から説いた内容だ。ここに紹介したすべては、男女問わず、どの時代、どの世代にも通じ、共感できることで、決して難しいことではない。誰でも小さな継続の積み重ねを意識することによって、目的を遂げることが可能になる。
「小さな変化」を大事にする。
するとそれが力を生み、いつか「大きな変化」になって表われる。
「これなら僕にでもできそうです」
「少しずつですが始めてみました」
と、本書を書いたとき、全国のたくさんの皆さんから前向きなお便りをいただいた。
「継続する心」について僕は引退後も変わらず、講演やイベント、子供たちの野球教室で多くの人に語ってきた。
企業や一般の方からの質問に「モチベーションの持ち方」とか「つまずいたときにはどうしたらいいか」、「緊張しているときに力を出す方法はあるのか」といったことをよく聞かれる。僕はその準備の大切さや継続する心について本書にあるようにわかりやすい言葉で答えてきた。
野球教室に限らず子供たちには「何事も途中で投げ出すなよ」といつも繰り返し伝えてきた。
「時間というものはキミたちが思っている以上にないし、限られている。だからいま一生懸命頑張ろうよ。せっかくやり始めたことを途中で投げ出すのは、もったいないよ。小学校、中学校、高校と少なくとも3年間、一生懸命やってごらん、野球以外のことでもいい。そうしたら必ず何か大切なものが見えてくるはずだよ」
と話してきた。

2019年、今年もまた素晴らしい若者たちがプロ野球入りを果たした。
高校生からドラフトで中日ドラゴンズに入団した僕は、やはりどうしても高校生に目が向く。
中日ドラゴンズは投打で活躍した大阪桐蔭の根尾昂選手をドラフト1位で引き当てた。同じ大阪桐蔭で北海道日本ハムの柿木蓮選手、同じく北海道日本ハムの金足農高の吉田輝星選手、大阪桐蔭で千葉ロッテの藤原恭大選手、報徳学園で広島カープの小園海斗選手、をはじめ、僕の18歳のときに比べたら天と地の差がつくくらい各球団は逸材ぞろいで、楽しみな選手ばかりだ。
前途は洋々としているものの、それでも待ち受けているのは厳しい試練と現実であろう。
うまくいかなくて当たり前。まだ18歳だ。「無理だな」と思わず、少しずつ階段を上がっていく〝継続する心〟を持って取り組めば必ずや、乗り越えて力をつかんでいくだろう。その日を楽しみにしている。

amazonより

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