・長谷川晶一
・柏書房
・1944円
内容紹介
1973年、リーグ消滅の危機も囁かれていたパ・リーグに、新たなる球団が誕生した。経営不振にあえぐ東映フライヤーズを買収した日拓ホームフライヤーズだ。
張本勲、大杉勝男、大下剛史、金田留広、高橋直樹、新人の新美敏……個性派プレイヤーを擁するチームと、「七色のユニフォーム」など球界に新風を吹き込むべくさまざまなアイディアとともに乗り込んできた西村オーナー。だが、その熱い想いとは裏腹にチームは迷走を続け、やがて……。
それは時代の「あだ花」だったのか、はたまた現在へと続く「懸け橋」だったのか?――映画産業の衰退・沸騰する土地ブームなど当時の世相を背景に、わずか10か月で儚く消えた新規参入球団の奮闘をヴィヴィッドに描出するスポーツドキュメント!
【目次】
序 章 映画『仁義なき戦い』と東映フライヤーズ
第一章 揺らぐ東映フライヤーズ――一九七二年秋
第二章 日本を拓く――風雲児・西村昭孝
第三章 日拓ホームフライヤーズ誕生――一九七三年初春
第四章 新生フライヤーズ、波乱の船出
第五章 強心臓ルーキー・新美敏の奮闘
第六章 西村オーナーの方針転換――田宮監督解任
第七章 七色のユニフォーム
第八章 再びの身売り騒動――そして、あっけない終焉
終 章 それぞれの、その後
あとがき 虹色球団――消滅球団をめぐる旅
・日拓ホームフライヤーズ全所属選手成績
・ 『虹色球団』関連年表
・日拓ホームフライヤーズ全試合記録
・一九七三年度パ・リーグ順位表
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