「追憶の日米野球 II;「大日本東京野球倶楽部」誕生」

「追憶の日米野球 II;「大日本東京野球倶楽部」誕生」

「追憶の日米野球 II;「大日本東京野球倶楽部」誕生」

・中西満貴典
・彩流社
・2160円
・2018/11/12

内容紹介

ついに「野球の神様」ベーブ・ルース来日!

読売新聞社による2回目の日米野球(昭和9年)は、神様ルースの来日という悲願を実現することができたという点で大成功であった。

戦前期において、二回にわたって読売新聞社によって開催された日米野球(昭和6年、9年)……
日米野球は親善野球と銘打っていたが、開催後わずか数年で日米開戦にいたった。そのギャップが著者を執筆へと衝き動かしたのである。

根底にあるのは「野球と戦争」という構図。
その問題を考えるに当って、戦前の日米野球を取りまく背景を描出することから始めて、生と死、娯楽と憂慮というコントラストが本書をささえる主旋律となる。
また当時の人びとにとっての日常(就職難、受験競争、女性たちの声など)を、野球や満州の戦況記事と交錯させ、より立体的に時代の「空気」を浮び上らせようと試みたのが、この本である。

 

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