伊東勤は敵が多いに違いない「黄金時代のつくり方 – あの頃の西武はなぜ強かったのか -」

黄金時代のつくり方 - あの頃の西武はなぜ強かったのか -

伊東勤って敵が多いんじゃないか?

読み終えて直ぐ伊東勤の血液型を調べてしまいました(絶対BかABと思っていましたがO型でした)。
強いチームとはどんなチームなのか?それなりに書かれてはありますが、広岡達朗に感謝こそすれ、その手法を大批判し「退任の報を聞いたときはバスの中でみんなが万歳三唱した」と厳しくバッサリ。だからといって広岡達朗と喧嘩別れ(一説によると1人の女性を奪い合ったことが原因らしい)し、後任監督に収まった森祇晶監督を慕っていたということは微塵もなく、むしろ「森さんとは距離があった」「キャッチャーのことで指導されたことは一度もない」とあり、最後には「師弟関係と言われるのは不本意」とこれまたバッサリ。「日々管理される野球は面白くもなんともない」と両氏が築いた西武黄金時代を振り返っています。
そして、中日での3年間をキャンプのメシが不味くて酷い、監督の与田とコミュニケーションが上手くできずなにもできなかったと振り返っています。
ユーモアで煙をまくとも、オブラートに包むこともなく「嫌いなものは嫌いだから」という、ド直球な記載がむしろ清々しくもある一冊でした。

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