
失敗談こそ痛快。ダメだった話こそ面白い!
1950年代〜2000年代まで、様々な球団と監督の「しくじり」を『プロ野球死亡遊戯』でお馴染みの中溝康隆氏が紹介する一冊。
コロコロコミック世代の私には『かっとばせ!キヨハラ君』の河合じゅんじ先生の表紙がツボで、ほとんどジャケ買い感覚で迷わず購入。
毎度関心させられるのは当人達に全く取材することなく、新聞、雑誌、書籍などの膨大な参考資料(今回も約80もの書籍、雑誌などを参考資料にしている)を漁り、それをエンターテイメントに昇華していること。また、当時の流行、世相などをさりげなく散りばめられており、ついつい当時を思い出しながら読んでしまうというギミックも心地よいです。
まだ途中ですが「2005年の田尾楽天」「2003年の石毛オリックス」「2003年の山下横浜」「1998年の近藤ロッテ」の章など、目次を読むだけでワクワクが止まりません。読むのが楽しみです。
【読みたい度】★★★★★
<中溝康隆/白夜書房/1870円(2025年3月18日発売)>
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