中村計/松坂典洋
KADOKAWA
2090円
高校野球から学ぶ日本の人権、憲法
正直いうと、あまり面白そうな本とは思っていませんでした。まずタイトルからして重い。読むと疲れそうな印象・・・
高校野球の坊主頭一つにしても、現場の選手はそもそもそんなに気にしていない子が多いものです。現場を回る機会もありますが、驚くくらい本人達は無関心。こういう問題を騒ぎ立てるのは外部の大人ばかり。そういった思いもあって、この本にあまり興味がありませんでした。
ですが、名著の誉れ高い『勝ちすぎた監督』『金農農業、燃ゆ』の著者、中村計さんの本です。つまらない本なわけがありません。
案の定、「プレジデントオンライン」の無料記事を読んでみると、これがとても面白い!
現役弁護士と中村さんの対談形式なので、難しくなりがちな話も分かりやすく、とても読みやすい。気がつけば続きが読みたくて直ぐに本屋まで走り買いました。
タイトルによる偏見、読まず嫌いはダメですね。
【読んでみたい度】★★★★★
【目次】
はじめに 人権の手触り
第一章 丸刈りと人権
第二章 逃走と人権
第三章 表現と人権
第四章 体罰と人権
おわりに 友よ、許せ
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