加藤弘士
新潮新書
902円
名書『砂まみれの名将』の作者が描く慶應高校野球部!
記憶も新しい昨年の夏の甲子園決勝、慶應高校の優勝。球場でのOB達の大騒ぎが社会問題(?)にもなった影響もあり、ヤフコメなどではアンチ慶応コメントが目立っていました。そのほとんどが高偏差値、慶応ブランドに対する妬み、嫉みだったように思うのですが、なかには「全国トップレベルの中学生を推薦で集めまくってるくせに」「野球が上手ければ学力低くても入れる」などといった書き込みもありました。
私の周囲にはめちゃくちゃ野球が上手く実績もあって、成績も良くて、受験勉強も死ぬほど頑張って、それでも慶應高校に入れなかったお子さんを持つ知り合いが何人かいます。だから慶應高校野球部が「野球が上手いだけでは絶対に入れない」ことを知っています。
だからこそ、慶應高校野球部の実際のところを誰かが本にしてくれないかなとずっと思っていたのですが、待ってましたとばかりに、スポーツ報知の加藤弘士さんが書いてくれました。何を隠そう加藤さんは、人気番組「アメトーーク!!」でも紹介された『砂まみれの名将』(新潮社)で2022年度の野球書店大賞を受賞されています!これは面白くないはずがありません。早速購入しました。読むのが楽しみ!
【読んでみたい度】★★★★☆
【目次】
はじめに
第1章 「KEIO日本一」の象徴
第2章 「価値」と「勝ち」──監督・森林貴彦の目指す場所
第3章 「エンジョイ・ベースボール」の系譜
第4章 「まかせる」から成長する
第5章 「考えさせる」技術
第6章 「やりがい」で組織を一つに
第7章 「失敗の機会」を奪わない
第8章 「化学反応」で甲子園制覇
第9章 仙台育英・須江監督の目
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