元永知宏
主婦の友社
1760円
2020年春、夏の甲子園が開催中止に。そのとき選手、指導者、親は何を考えたのか?高校野球にとっての「甲子園」を考える。
甲子園は魔物か?
甲子園は最終ゴールなのか?
甲子園が突然なくなったとき 選手は、指導者は、家族は何を失い、何を得たのか。2020年甲子園が存在しなかった一年に高校野球の未来を考える。
2020年5月20日。春のセンバツに続き、夏の甲子園も開催中止!
これは、感染拡大が止まらない新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮して下されたもの。
100年の歴史を誇る甲子園が戦時下以外で中止になるのは、初めてのことだ。
機会を逃した選手たち、甲子園に続く予選を失った球児たちはどんな思いでこの半年を過ごしたのか?
さまざまな不安を抱える選手たちを指導者はどんな言葉で鼓舞したのか?
最後の夏の甲子園へのチャンスを失った球児、関係者は何を思ったのか?
野球エリートが集まる強豪校も、弱小野球部も甲子園を目指す権利はあったのに……
彼らには負けるチャンスも与えられなかった。
夏の甲子園やその予選が行われない限り、スポットが当たることのない彼らの戦い――
三年生にとって二度と戻ってこない甲子園への熱い思いを、選手や監督、保護者の証言をもとに、各都道府県の独自大会を追いながら記していく。
コロナ禍でもがき苦しんだ球児を追ったノンフィクション
【本書の主な内容】
第一章 【甲子園常連校】に何が起きたのか?
第二章 【指導者と保護者】に何が起きたのか?
第三章 【甲子園】とは何か?
第四章 甲子園を目指さない――神奈川県の公立校の挑戦
第五章 甲子園のない夏に球児は何を手にしたか?
第六章 甲子園は本当に必要なのか?
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。