・伊藤 伸一郎
・ぱる出版
・1512円

無名の選手がいきなり巨人か大リーグかで日本中の注目の的に。
プロ1年目でいきなり20勝をあげ、エリートを押しのけ雑草魂で以後10年巨人のエースとして君臨。
あの長島監督の四球命令に悔し涙を流し、読売の「天皇」ナベツネの方針に逆らった反逆児は、圧倒的な実力で多くのサラリーマンファンを獲得してきた。
盛りを過ぎて入ったメジャーでは心ならずも中継ぎ・クローザーとしても活躍し2013年にはワールドシリーズ優勝の立役者に。日米通算で、先発・中継ぎ・クローザーのトリプル100という金字塔を打ち立てた。
超一流のものすごい実績を引っさげながらも、言うべきことは誰に対しても言い、飾らず、けがでもがき続けながら、過去の実績を気にせずいつも目の前の仕事をきっちりこなすことに全力を注ぐ、……どこにでもいるようなサラリーマンのおっさんのような庶民的な人柄は多くの野球ファンの絶大な人気を得てきた。
本書は、そんな一球入魂の鋼のメンタルを持つ「雑草魂の男」上原浩治氏のアスリート人生の軌跡を追った1冊。
「自分のことよりもチーム第一」「与えられた仕事に100%の力を出し続ける準備をする」「どうしたら生き残れるかを考えつづける」――上原の生き方はまさにサラリーマンの人生とも重なる貴重な人生のヒントを与えてくれる。
21年という長きにわたり、プロ野球・メジャーリーグで活躍し続けた雑草のような生き方は多くの人に勇気を与えてくれる1冊。

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