【感想】「女子プロ野球クライシス」 (2/3/20発売)

そうだったのか!?選手大量退団の真相!

本書を読むまで、店主が持ち合わせていた女子プロ野球の知識。

(1)ヤクルト川端の妹がいる。
(2)美人すぎる女子プロ野球選手・加藤優。
(3)川口知哉、辻内崇伸が監督を勤めている。

以上。

恥ずかしながらこの程度の知識しか持ち合わせていませんでした。
そんな中、昨年秋に飛び込んできた「女子プロ野球 36人が退団!」のニュース。
一体女子プロ野球に今何が起きているのか?
乏しい知識しか持ち合わせていないにも関わらず、真相が知りたくて思わず本書を買ってしまいました。

読み終わっての感想、といいますか読後感はあまりいいものではありませんでした。

女子プロ野球を創設したのは京都に本社のあるサプリメント販売会社「わかさ生活」の社長です。様々な社会貢献活動を長年続きてこられた方が、「彼女たちの夢を応援したい」との思いで創設に奔走しました。女子プロ野球に対する思いが生半可な気持ちではないことは累積された赤字額でもわかります。なんと10年間で100億円の赤字を一社で被っているのです。

ここまで赤字が累積するとさすがに「わかさ生活」の支援もきつくなってきました。そのため、これまでの「ほぼ年功序列で上がっていた年俸」と「手厚い保障」を見直し、活躍すればするほど稼げるけれど、活躍できない選手は報酬が減るという、プロ選手としては至極まっとうな契約に変更するという通知を選手たちに行いました。しかし、これに一部選手たちが反発し、36人の退団ということに繋がったー

これが今回の騒動の真相のようです。
*そもそも「36人の退団」という言葉が一人歩きしていましたが、そもそも毎年一定人数は退団しており、昨年は例年に比べて人数が少し多かっただけのようです。

女子プロ野球は、プロ野球とは言いながらも実態は「わかさ生活」の事業所対抗リーグ戦です。それでも野球をやってお金をもらえる、野球を職業にできるという点においては「プロ野球」です。本書は一方の当事者の主張なので、選手たちにも言いたいことはあると思います。しかし、それを差し引いても退団騒動を引き起こしてしまった選手たちには、プロとしての自覚が足りないように思いました。

こんな騒動を引き越しながらも女子プロ野球は今年も継続するようです。
読み終えて「女子プロ野球頑張れ!」という気持ちは残念ながら湧いてきませんでしたが、「わかさ生活頑張れ!」という気持ちは芽生えてきました。
なんとか頑張っていただきたいと思います。

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