「野球監督 日米150年史 第42巻:秋山幸二/工藤公康/辻発彦」

・海里龍馬
・野球文明研究所
・99円(Kindle)

第42巻には西武ライオンズOB監督の第三弾として、秋山幸二、工藤公康、辻発彦が登場。

1993年オフ、電撃トレードで西武からダイエーへ移籍した秋山幸二は、王貞治監督の下、勝利の味を知るチームリーダーとして弱小チームを懸命に牽引し、福岡移転後の初ペナントと日本一に貢献して2002年に引退。2005年から二軍監督、一軍コーチとして指導者としての修業を積み、2009年、王の後任としてソフトバンクホークスの監督に就任する。
ダイエーからソフトバンクへの経営権譲渡や選手の世代交代など過渡期にあったチームを数年で立て直した秋山は在任中に三度のリーグ優勝と二度の日本一を成し遂げるが、2014年の日本一を花道に勇退する。
あとを引き受けたのはダイエー時代にフロントとの対立からFAで移籍していた工藤公康だった。彼は秋山から受け継いだチームを引退後大学院に通って学んだコンディショニング理論でさらに強化し、就任1年目でリーグ優勝と日本一に到達すると、2017年には圧倒的な強さで二度目の日本一。さらにペナントレースでは2位に終わった2018年もCSでリーグ王者の古巣西武を下し、日本シリーズでも広島を破って就任4年間で3回の日本一をチームにもたらす。

一方、2014年から3年連続Bクラスに低迷していた西武は、2016年のオフに黄金時代の名二塁手だった辻発彦を監督として呼び戻す。
辻は攻守走にパフォーマンスが低下したチームの底上げに腐心し、新人遊撃手の源田壮亮を開幕スタメンに起用、さらに未完の大器だった山川穂高を正一塁手に固定して本塁打王・MVPに導くなど大胆な若手の抜擢もあって1年目にCS進出を果たすと、2年目には開幕から首位を守り続けてリーグ優勝を果たすが、CSでは経験豊かな工藤率いるソフトバンクに敗れる。だが翌年はシーズン半ばまで大きく引き離されていたゲーム差を夏場に縮め、シーズン最終盤に大逆転でリーグ連覇を果たした。

【主な内容】
第10章 秋山幸二/工藤公康/辻発彦~西武ライオンズ黄金時代の DNA継承者たち③
6.秋山幸二
・ライオンズからホークスへの「電撃トレード」が拓いた指導者への道
・過渡期のホークスを受け継ぎ三度のペナントと二度の日本一も家族に寄り添うため勇退
7.工藤公康
・一度は決別したホークスに監督としてサプライズ復帰
・就任4年間で三度の日本一/監督評価ポイントはあの「V9」監督に迫る!
8.辻 発彦
・低迷の名門に舞い戻った黄金時代の名手
・新たなチームカラーの構築で2年連続ペナント獲得

関連記事

ページ上部へ戻る