野球監督 日米150年史 第41巻: 伊東勤と渡辺久信

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第41巻は西武ライオンズOB監督の第二弾として、黄金時代のバッテリーだった伊東勤と渡辺久信が登場。

2004年、所沢移転後に入団したライオンズOBとして初めて、伊東勤が監督に就任。攻守走の要だった松井稼頭央がFAでメジャーへと去り、大砲アレックス・カブレラも故障で長期欠場するなか、2位でシーズンを終えると、この年から採用されたパ・リーグ優勝決定プレイオフで1位のダイエーを下し6年ぶりにペナントを奪回し、日本シリーズでも落合博満率いる中日を最終戦までもつれる激闘の末に破って12年ぶりの日本一に到達する。

だが翌年からは2年連続でプレイオフに進出するも敗退し、2007年に1981年以来のBクラスに転落すると事実上の解任でライオンズを去る。

その後、2013年にロッテの監督に招聘されると、4シーズンで3回のCS進出を果たすがペナントやシリーズ出場には手が届かず、フロントに大型補強を要請するもかなえられないまま、2017年には選手、監督生活を通じて初の最下位に転落し、ユニフォームを脱いだ。

2008年、伊東の後任として二軍監督から昇格した渡辺久信は、若手を積極的に抜擢し、ブルペンに厚みを増すことで序盤から勝ち進み、日本ハム、オリックスに迫られながらも首位を守り通してリーグ優勝を果たすと、CSでも日本ハムを下して日本シリーズに進出。原巨人との顔合わせでは2勝3敗と王手をかけられるも、敵地東京ドームで6、7戦を連勝し、新人監督としては史上初めて前年Bクラスのチームを日本一に導いた。

その後は4回CSに進出しながらいずれも敗退し、2013年を最後に辞任。フロント入りし球団シニアディレクター、編成部長を歴任したあと、2019年には球団史上初のゼネラルマネジャーに就任し、チーム編成の総責任者として新たな黄金時代のこうちくを目指すことになった。

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